Web作家が夢想するVRの可能性【#1】

VR

はいどうも、さざなみ房のほうなみです。


ほうなみはxRにおおきな期待を寄せています。
さしあたり気になっているのがVRで、導入を検討しています(しかし金は無い)。


なぜか?
現実(の街並み)に退屈しているからです。


テクノロジーは日々進歩していますが、日本のようなある種の後進国、それも地方となると導入が大幅に遅れます。
結果、生活の変化はなかなか訪れず、最新のサービスを利用する機会にも乏しい。


ならば当面は仮想・拡張現実における充足をはかるべきではないか。
というわけで文芸創作者であるほうなみが思い描くxRの理想像について書いていきます。

バベルの図書館

宇宙は、真ん中に大きな換気孔があり、きわめて低い手すりで囲まれた、不定数の、おそらく無限数の六角形の回廊で成り立っている。

『伝奇集』p.103 岩波文庫


「バベルの図書館」はホルヘ・ルイス・ボルヘスの短編で、岩波文庫の『伝奇集』に収録されています。
アカシックレコードを可視化したような特異点的空間が司書によって詳述されてゆく、という内容です。

アカシックレコード - Wikipedia

五つの書棚が六角の各壁に振りあてられ、書棚のひとつひとつにおなじ体裁の三十二冊の本がおさまっている。それぞれの本は四百十ページからなる。各ページは四十行、各行は約八十の黒い活字からなる。それぞれの本の背にも文字があるが、これらの文字は、以下のページのいわんとするところを指示も予告もしない。

『伝奇集』p.105 岩波文庫


この図書館に同じ本は二冊存在しません。
果てもまたありません。

図書館は無限であり周期的である。どの方向でもよい、永遠の旅人がそこを横切ったとすると、彼は数世紀後に、おなじ書物がおなじ無秩序さでくり返し現れることを確認するだろう(くり返されれば、無秩序も秩序に、「秩序」そのものになるはずだ)。

『伝奇集』p.116 岩波文庫


ほうなみはバベルの図書館がVR内に建造されることを望みます。
彷徨する一己の人間として、そこで朽ち果てたいという欲求が渦巻いています。


収蔵される書物の内容、データについてはおそらく現実のものとなるでしょうが。

マーケットとしての巨大都市

要はAmazonの都市化です。


VRにかぎればVケット(VirtualMarket)が存在しますが、ほうなみが考えているのはこの現実のモノも含めたすべてのサービスがまとめられた空間。

バーチャルマーケット
来場者が会場に展示された3Dアバターや3Dモデルなどを自由に試着、鑑賞、購入できる、VR空間上の展示即売会です。 バーチャルマーケットは、その開催を通じて「仮想現実空間を発展させ、豊かにする」ことを目指します。

以下、思いついた要素を羅列します。

  • 現実さながらのウィンドウショッピング(商品はすべて3D化)
  • 商品に関するあらゆる情報を呼びだし可能
  • 試用、試着等も自由(現実向け、アバター向けともに)
  • わずかなアクションであらゆる場所、コンテンツにアクセスできる
  • 利用者ごとに最適化されたカテゴリ(されない選択も)
  • 映像作品はシアターで(もしくは任意の空間に投映)
  • Iot実装、音声認識
  • マーケットプレイス形式の売買、利用者独自のストア構築
  • YouTuber、VTuber的な配信活動、ライヴやイベントの開催
  • クリエイターは自作のモノ、3Dデータを販売できる(個展も開ける)
  • パーソナルスペースの実装、現実との二重生活(というよりは現実そのものに)
  • ゲーム起動で即座にあちらの世界へ
  • スポーツ、eスポーツ観戦
  • 旅行の際には事前に行先をのぞき見
  • 交通機関によるエリア移動、観光、AIによるガイド
  • 他利用者との交流ができる(非表示も)
  • 支払いは一元化(Amazonと同じですね)


まだまだ考えられますが、今回はここまで。


仮想空間内で完結するサービスはすでに多数あります。
しかしそれゆえ現実のこの生活との結びつきは弱く、あちらとこちらといった隔たりがはっきりと存在しているのが現状です。


虚構との垣根がほころび、ほうなみたちの暮らしを大きく変化させていくのはもうすこし先の話になるでしょう。
けれどもだから、夢を見られる。


ほうなみが、あるいはあなたが次を描く時代は、ひょっとしたらすぐそこまで来ているのかもしれませんね。


以上、ほうなみでした。
バイバイ!

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